歯周病の治療について

【歯が抜けるのは老化?】
歯周病をご存知ですか?一般的には歯槽膿漏といわれてきた病気です。歯を失う原因としてはむし歯と並んで大きなものですが、まだまだ認知度は低いようです。
歯がぐらぐらと動くようになって抜けてしまうのは、老化現象ではなく歯周病になってしまったからです。歯周病はお口の中の細菌が起こす感染症で、予防したり進行を止めることができます。

【歯周病の怖さ】
歯周病が怖い病気である点はいくつかあります。
1.歯を支えている骨が溶けてなくなっていき、元に戻せない
2.かなり重度になってからしか痛みや腫れなどの自覚症状が出ないことが多い
3.糖尿病・心筋梗塞・早産など、さまざまな全身への影響がある
また、歯の多く残っているひとほど、認知症になりにくい・医療費がかからない(病気になりにくい)というデータも出ています。

【歯周病の検査・診断は?】
1.お口全体のX線写真(通常は小さなフィルムを用いて何枚かに分けて撮影します)
2.お口全体の写真(普通のカメラで撮る写真です)
3.ポケット(歯ぐきの溝)の深さの測定
これらの検査に加えて、歯の動揺度、出血の有無などを調べ、総合的に診断します。

【歯周病の治療は?】
治療の基本は原因となっている細菌(プラーク)を取り除くことです。いきなり手術をしたりすることはありません。ホームケアや生活習慣のチェックののち、担当の歯科衛生士が何回かに分けてプラークや歯石を取り除いていきます。これをSRPといいます。(進行度、歯石の付着量などによってかかる回数・時間には個人差があります)
ひととおり終わった後、最初におこなった検査をもう一度おこなって治療成果を評価し、問題があれば再度のSRP・外科治療などをおこなうこともあります。