酸蝕(さんしょく)と言う言葉を聞いたことがありますか?
6月21日(日)、スタッフとともに酸蝕について講演を聴きにいきました。
酸蝕とは、酸によって歯の表面が溶かされることを言います。むし歯と違って細菌は関与せず、食べ物や飲み物、胃液など、酸性の強いものが歯に触れて、酸そのものにより溶かされるものです。
炭酸飲料やヨーグルト、サラダのドレッシングなど、酸性の強い飲食物は意外に多くあり、頻繁に摂り続けることによって知らず知らずに歯にダメージを与えることがあります。生涯にわたって患者さまのお口の健康を守るためには、むし歯と歯周病だけでなく、酸蝕などによる変化も見逃さないことが大切だと改めて思いました。
たかぎ歯科医院では、初診時と治療終了時のほか、メインテナンスに来られた際にも数年ごとにお口の写真を撮らせていただいています。現在の状況をご説明するためだけでなく、酸蝕などによるゆっくりとした変化を見逃さないためにも利用しています。